排気装置の選定基準 2
 
前回までに選んだ排気装置は、本当にその性能で大丈夫なのか。
ある程度の確認が必要です。
(ここからは、計算式等出てきますので飛ばしてもらっても良いです。)
 
今までは風量(m³/h)のみ見てきましたが、実際には風圧(Pa)も考慮しなければなりません。
簡単に説明すると
風量 → 時間当たりに移動させる空気量
風圧 → 空気を移動させる力量
(詳しくは「送風機の風量と風圧」参照の事)
が一定以上ないと排気パイプの先から排出されないし(排気パイプ内に残ってしまう)、吸入も十分にされないという事になります。
 
それでは「一定以上」とはどのくらいか?という疑問があると思います。
これを調べるには2点計算する必要があります。
 
1. 排気ダクトを計算する。(排気ダクトの直線換算)
排気装置を選ぶ際の計算式が存在しています。詳しくは排気ダクトの種類・長さ・曲がりから計算します。
 
2. ブース自体の圧力損失計算をする。
本来なら流体力学で空気の流れをシミュレーションソフトを使用して計算しなければなりません。
残念ながら私自身学が無く、断念しました。
 
※ 今回の計算方式については「こちら」で確認してください。
 
本来正確な計算は使用する部材でキチンとデータを取得し計算しなければなりません。
しかし今回は目安が判れば良いだけであって、計算の方法が一定であれば指針となりえます。
(計算結果がたとえば本来から20~40%の誤差がある物でも、そういう値としての基準となりえる。)
 
(この計算式や内容は「塗装ブース総合スレッド24」での方々に大分お世話になりました。)
 
 
今回は排気ダクトとブースの内のサイズを元に計算を行うようにしました。
 
圧力損失計算
排気ダクトの径 φ mm
排気ダクトの長さ m
45度に曲げた箇所 箇所
90度に曲げた箇所 箇所
180度に曲げた箇所 箇所
ガラリの設置
ブース内の幅 cm
ブース内の高さ cm
ブース内の奥行 cm
換気装置吸入口サイズ φ mm
フィルターの設置
風量設定
風量 m³/h
追加圧力損失 Pa
排気ダクト直線換算 0.00 m
排気ダクト内風速 0.00 m/s
排気ダクト圧力損失 0.00 Pa
ブース圧力損失 0.00 Pa
合計圧力損失 0.00 Pa
排気風量基準(0.4m/s) 0.00 m³/h
排気風量基準(0.5m/s) 0.00 m³/h
排気風量基準(0.6m/s) 0.00 m³/h
風量 0.00 m³/h
圧力損失(+20%) 0.00 Pa
圧力損失(+30%) 0.00 Pa
圧力損失(+40%) 0.00 Pa
圧力損失(+50%) 0.00 Pa
圧力損失(+60%) 0.00 Pa
圧力損失(+70%) 0.00 Pa
圧力損失(+80%) 0.00 Pa
 
基準となる値は水色の値のみです。
計算結果の圧力損失10~20%以上の換気風量がある物を選ぶ」という基準があります。
(+20%)でふつうに設置された換気扇の前で塗装するイメージです。
 
 
計算結果が求まったら
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